2019.05.10
伝染性紅斑(リンゴ病)警報発令 石川県 注意事項等について
4月より伝染性紅斑(リンゴ病)の流行が目立ち、石川県より警報が発令されました。
伝染性紅斑(リンゴ病)とは
原因はヒトバルボウィルスB19といわれるウィルスです。
感染してから10-13日頃に微熱や風邪のような症状があり、10-20日後に両頬に境界の鮮明な赤い発疹が出現し、続いて、手や足に網目状の発疹が出現します。頬の赤色がリンゴのような赤であり、リンゴ病とも言われます。成人では関節痛や頭痛があることもあります。発疹がでるまで、伝染性紅斑と気づかないことがほとんで、それまでに周囲の人にうつってしまい、感染が広がります。
発疹が現れる7-10日前の、微熱や風邪のような症状があるときが、周囲へ感染する可能性が高い時期です。逆に、発疹が現れた時にはすでに周囲への感染力はほとんどなくなっています。
治療 インフルエンザのような特効薬はなく、症状に応じた治療をします。
特に注意しなければいけないのは、妊娠中に感染した場合は胎児に影響がでることがあります(胎児水腫)。風疹や麻疹と同様の注意が必要になります。妊娠中はなるべく、人込みに行かない、マスク着用や手洗い、うがいをしっかりするなどの対応が必要です。