2026.02.20
生涯に一度の接種。最新の肺炎球菌ワクチン「キャップバックス」のご案内
最新の肺炎球菌ワクチン「キャップバックス」のご案内
肺炎球菌感染症から一生涯守る、新しい選択肢
肺炎は日本人の死因の上位を占めており、その原因菌として最も多いのが「肺炎球菌」です。当院では、これまでのワクチンよりもさらに守備範囲が広く、免疫が長持ちする最新ワクチン「キャップバックス(21価結合型ワクチン)」の接種を開始しております。
「キャップバックス」3つの大きな特徴
1. 日本での流行に合わせた「最強のカバー率」
肺炎球菌には100近い種類(血清型)がありますが、キャップバックスは成人の重症肺炎の原因となる型の**約80%**をカバーしています。 従来のワクチンでは防げなかった、近年増加傾向にある型(15A、23A、35Bなど)もしっかりカバーしているのが最大の特徴です。
2. 原則「一生に一度」で効果が持続
これまでの「ニューモバックス(PPSV23)」は5年ごとに打ち直しが必要でしたが、キャップバックスは結合型ワクチンという種類で、体の中に「免疫の記憶」を作ります。 そのため、基本的には1回の接種で生涯にわたる長期的な予防効果が期待できます。
3. すでに他のワクチンを打った方も追加可能
「以前に別の肺炎球菌ワクチンを打ったから、もう打てない」ということはありません。
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ニューモバックス(23価)を打った方: 1年以上あけてキャップバックスを打つことで、より強固で広範囲な免疫を得られます。
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プレベナー(13価・20価)を打った方: 同様に1年以上あけて追加接種が可能です。
接種の対象となる方
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65歳以上の方(特に定期接種の時期を迎える方、ただしこのワクチンは定期接種のワクチンにはまだ指定されておりません。)
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60歳〜64歳で心臓、呼吸器、腎臓などに持病がある方
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50歳以上で免疫力を高めておきたい方
費用と制度について
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公費負担(定期接種)について: 2026年現在、自治体の定期接種(公費助成)の対象にはなっておりません。
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任意接種(自費)について: キャップバックスは、現時点では多くの場合「任意接種」となります。
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当院での接種費用:14,000円(税込)
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院長からのアドバイス 肺炎球菌ワクチンは、どれをいつ打つべきか非常に複雑になっています。「以前に何を打ったか忘れてしまった」「自分にはどのワクチンがベストか知りたい」という方は、ぜひお気軽に診察時にご相談ください。