新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に関して 重要・基本的なこと 2020年12月更新

コロナウィルス

 新型コロナウィルスについて、まとめです。

 国内での流行が始まって、もう少しで1年がたとうとしています。ウィルスは現在、子供では流行しにくいですが、イギリスで最初に報告された変異ウィルスは子供でも流行するということで、例年のインフルエンザのように子供たちを介して爆発的に流行しないかが懸念されます。 以下は新型コロナウィルス感染症COVID19診療の手引き第4版から多くを引用しています。

コロナウィルスはもともと4種類ほどが同定され、かぜの原因の10-15%を占める、ありふれたウィルスでした。しかし、致死率の高い動物由来の新型が度々、人間に感染し問題となっていました。2002年のSARS(中国のコウモリ、ハクビシン)や、2012年のMARS(中東のラクダ)がそうです。今回の新型は2019年12月に中国武漢で発生しました。

感染経路
飛沫感染が主体ですが、換気の悪い、いわゆる三密の環境では咳やくしゃみがなくても感染すると考えられています。他、環境表面に付着しての接触感染もあります。

潜伏期間
最短で1日、最長で14日間あります。平均すると5日程度で発症する人が多いです。

感染性・他の人へうつしてしまう期間
発症の1-2日前の無症状の時から感染性が高いと言われています。
無症状の人がいて、気づかずにうつしてしまう。本当に怖いウィルスです。
ソーシャルディスタンスとマスクの着用が大事な理由です。
逆に10日ほどたつと感染性はほとんどなくなるようです。

新型コロナウィルス感染症の経過
新型コロナウィルス感染症の経過

重症化しやすい人は
・65歳以上の高齢者     ・肺の持病がある人  
・肝臓や腎臓の悪い人     ・糖尿病のある人
・高血圧や中性脂肪、コレステロールが高い人、心臓が悪い人
・がん患者          ・たばこを吸う人
・肥満のある人(BMI30以上) 睡眠時無呼吸症候群の人
・妊婦さん 特に妊娠の後期

後遺症について
 海外の統計では回復後2か月経過していても80%以上に何らかの後遺症があるという報告があります。
 日本での調査では、発症60日後の症状として、
 嗅覚障害19.4%、呼吸困難17.5%、倦怠感15.9%、咳嗽7.9%、味覚障害4.8%、脱毛24%
 が主な後遺症のようです。

検査について
〇リアルタイムPCR検査
 2020年ですっかり有名な検査になりました。信頼性に関しては一番の検査です。
 ただし、どんな検査でもそうですが、100%ではありません。
 また、結果は基本的に翌日以降になる場合が多いです。
 陽性か陰性かだけではなく、ウィルス量が分かるため、感染時期の推定にも役に立ちます。
 家族内で陽性でも、どちらが先に感染していたかの推定ができるわけです。
 最近では検査のハードルも下がり、症状があり、疑いがあれば行政検査として無料でうけることができます。
 症状があれば唾液でも精度は問題なく、医療機関の感染への安全度も高いです。

〇抗原検査  
 発症9日以内では、まずまず精度が高いといわれる検査です。10日以降ではPCR検査を受けましょう。
 インフルエンザの検査でおなじみで、結果がすぐにわかるのが大きなメリットです。
 患者さん本人が鼻の入り口付近をぬぐうことで検査もでき、安全度が高まりました。

インフルエンザとの違い
 以下のような違いがありますが、重要なことは風邪も含めてですが、症状では見分けがつかないことが多いということです。味覚障害はやはり特別な症状ではありますが。


 

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